年明け早々、2024年よりブログのシステムを変更しますと、
高らかに宣言してから、早一か月…
誠に申し訳ありませんが、今週は所用のため、
予定では、木曜にお品書きと写真、金曜にテキストのはずが、
金曜と土曜に、一日ずつズレてしまいました。
明日の土曜日に、完全版とさせて頂きますので、
どうかお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、今回はカメとヘビ、それぞれのジャンルに、
パワーのある大型個体ばかりが、ズラリと勢揃い!
見事に仕上がった迫力の姿で、見る者を楽しませてくれるメンバーです。
今週末は、土、日、月が三連休となり、
毎日13時から20時まで、通常営業していますので、
皆さまのご来店を心よりお待ちしています!
このブログでは、“土曜日から金曜日までの一週間”で新たにやって来た、
魅力的な生体の数々を、毎週金曜日の夜に一挙ご紹介しています!
(木曜日はお品書きと写真、金曜日はテキストをそれぞれ掲載予定)
金額などの詳細は、後日ウェブサイトの在庫リストへ掲載されます。
よろしければ、以下のメニューよりご参照下さい。
◆リアルタイムストックリスト◆
ミズガメ / リクガメ / ヘビ / トカゲ / ヤモリ / その他(両生類や小動物など)
(新着以前の在庫状況は、各ページのリストをご参照下さい!)
ミツユビハコガメ(レッド・♂)
これぞド直球!
通称“無斑タイプ”と呼ばれる、まさにミツユビらしいミツユビの、
文句なしの強烈な赤味が見事発色した、納得のクオリティで魅せるオス。
ご存知の通り、数ある種や亜種と、それぞれに備わる個体差によって、
無数のバリエーションが存在するアメリカハコガメの仲間には、
原種に対してのファンはもちろん、その向こうには更に奥深い世界が広がっていて、
同じミツユビでも、具体的にこういうデザインのミツユビが欲しい、と、
そんな風に各々の趣味嗜好をカメに置き換えて表現するような、
このアメハコを取り巻く環境では、そのような文化が普及、発展してきました。
例えばミツユビの場合、背中にはあえて色柄を一切入れず、
全体が一様な茶褐色であることが、ミツユビらしいとして好まれる傾向にあります。
その上で特にオスには、頭部および前肢に爆発的な極彩色を期待し、
そこに強烈なギャップを楽しむような嗜みが良しとされているのです。
この個体はまさに教科書通りの外見で、加えて着目すべきは、嘴の白い色抜け。
ここが白く抜ける点にもまた、ミツユビらしさを強く感じる愛好家は多く、
変に奇抜でないところに“純血感”が一層味わえる、文句なしの絶品です。
カロリナダイヤモンドガメ
コンセントリック(ホワイト・♀)
今この瞬間にも、新鮮な卵をボロボロと産んでくれそうな勢いの、
しっかりとしたサイズにまで育てられた、大きなメスのコンセントリックが、
ホワイトとブルー、ふたつのカラータイプで豪華揃い踏み!
コンセントリックとは、亜種カロリナに存在する、例えるなら、
選択交配を利用した色柄についての品種のようなものとご理解下さい。
象徴的な頭部の模様は大きな水玉や、極太のラインに変化し、
腹甲のドットも集合、凝縮されることで多くは四角い枠状の模様になります。
こちらホワイトタイプは、まるでペンキを塗りたくられたような、
顔面がマットな純白になることで、ダイヤモンドガメの魅力が最大限に引き出され、
まさに“淡水ガメ離れした”キスイガメならではの強みが感じられると思います。
背甲には、脱皮の進捗が十分でないのか、奥側にグリグリとした目玉模様があり、
今後の展開によっては、今以上に真価が発揮されるかもしれません。
いずれにしても、ここまで大きく綺麗に育てられた出物は、稀です。
コンセントリック(ブルー・♀)
サイズも含めた仕上がりに、上のホワイトタイプとよく似た条件が揃った、
しかしながら、こちらはカラーリングの大きく異なるブルータイプ。
同じダイヤモンドガメ、同じカロリナ、同じコンセントリック同士で、
こうも印象が変わるものかと、改めて感心させられるのが、
このテラピンが持つ個体差の振れ幅と、その魅力だと思います。
ホワイトがマットであったのに対し、こちらブルーは頭部の質感がクリアで、
実際に内側の色味まで透き通って見えることがありますし、
顔立ちも、かなり黒目勝ちでウルウルとした瞳がとても可愛らしいです。
こちらのメスも、背甲の各甲板に目を凝らして注目すると、
やはり奥側に目玉模様が感じられますから、今後の脱皮にも期待したいところ。
好みにより評価は変わるかもしれませんが、2匹とも貴重な種親候補の掘り出し物です。
グァテマラアカスジヤマガメ(国内CBベビー)
種親が替わり、新たなペアによる初の繁殖成功から早一年、
有難いことに、今年も同じペアによって再び店内繁殖に成功しました!
別名インシサヤマガメとも呼ばれる、アカスジヤマガメの一亜種で、
亜種関係にあるマニことコスタリカなどに比べると、
少々地味ではないか、と評されることもありますが、
確かに背甲の模様にはマニのようなパンチ力は備わっていないものの、
こちらインシサの方が四肢の赤味が一層鮮やかであったり、
頭部や瞳の青さがより澄んで美しく感じられたりなど、
単にどちらの方が良い、という訳ではなく、それぞれに異なる魅力があります。
この個体、この血統は、同じインシサの中でも背中の鶯色が強めで、
カラフル、とはまた違った、奥ゆかしい彩りが味わえると思います。
人工飼料にもきちんと餌付き、どなたでも育て易い状態に仕立ててあります!
ジェフロアカエルガメ(特大サイズ・♀)
遂に出た!通常片手で持ち上げるべきではない30センチクラスの大物!
その上、若い成長線が伸びまくる、今後にも期待のメスです。
この個体は、これまでにホオスジカエルガメの和名で通っていたタイプと思われ、
しかしながら近年、カエルガメの分類は様変わりし、
新属が増えたり、あるいは属間で構成種が入れ替わったりなどと賑やかで、
ジェフロアもその例にもれず、複数の種やタイプに再分類されつつあります。
非常に複雑な話で、この場では全て解説し切れませんが、
例えば学名で言うところの、ジェフロアヌスとツベローサスが、
日本では何故か入れ替わって認知されていたり(かく言う私もそのひとり)、
正しいジェフロアヌスの方が、更に複数のタイプを内包しているように見えたりと、
注目すればするほどこんがらがるような、ある意味面白い状況になっています。
最新の正しい分類と、目の前にいるカメの実態とを見比べ、
事態を明確に把握、理解し切ることは現状極めて困難ではありますが、
個人的には、いっそ開き直って、はっきりと正体が分からずとも、
どのみち国内に現存する個体数は、悲しいかな数多くはない訳ですから、
目の前の一匹をしこたま育て上げ、立派なカエルガメに仕立ててあげることが、
一愛好家の務めであり、同時に純粋な楽しみ方なのではないかとも考えています。
繰り返しになりますが、今日日30センチクラスの出物というだけで貴重ですし、
頭部全体は今後更に肥大化するものと思われますので、
化け物と称するに相応しい、格好良いジェフロアを人知れず育て上げてみては。
ボールパイソン
ヘテロレッドアザン(♂)
ヘテロの名の通り、スーパー体になる前の姿ではありますが、
それでも黒々とした、モノトーンの感が味わえる通好みの、通称HRA。
ヘテロがホモになると、レッドアザンと名を変えることは有名ですが、
実は、シナモンやブラックパステルとの互換性も確認されていて、
(この現象や状態をエイトボールコンプレックスと呼び、一括りにします)
上記それぞれとのコンボはオニキス、ガーゴイルと呼ばれています。
ここで気になるのは、レッドアザンは決してエイトボールらしくないのに、
コンプレックスとはこれ如何に、となりそうなものですが、
よく見ると、背部の模様がなくなりやすくなる(ブラックバック)HRAに対し、
レッドアザンは正中線に沿って綺麗なストライプになりやすく、
そこにオニキスやガーゴイルとの共通点が見出され、互換性を感じ取ることができます。
以上、他品種とのコンボなど、将来性について触れてみましたが、
シングルの状態でも涼しげな目元など、見所のある格好良いモルフです。
レオパードピンストライプ(hetクラウン・♂)
このボール、ただのピンストライプに非ず!
レオパードとの理想的なコンボで、模様の存在感が格段にアップ!
通常のピンストであれば、細いラインが体色に飲み込まれかねないところを、
レオパードのお陰で線の太さがグッと増し、魅力がかなり強化されています。
ヘテロのおまけ付きで、レオパードクラウンの作出も狙える優秀な種親候補。
また、初登場時より優性遺伝だと認知されてきたレオパードは、近年、
実はスーパー体が存在するようだ、との新情報も加わることで、
今後更なる盛り上がりが期待できる、パターンモルフの実力派です。
カーペットパイソン(スーパーキャラメルジャガー hetアザンティック・♂)
これでも完全なフルサイズには到達していませんが、
写真からでもかなりの重量感をお伝えできているであろう、
立派に育て上げられつつある、まさに理想的な抱きヘビ候補!
何が嬉しいのかと言えば、幼体時こそ透き通らんばかりの鮮やかさであっても、
如何せん成長に伴ってブラウンアウトしてしまうことも多いジャガーに、
キャラメルが、しかもスーパー体という形で加わることにより、
地肌の鮮度を保ったまま、なおかつ模様も飛ばしながら大きくなっているところです。
ヘテロでアザンを持つオスですから、種親として活躍できる場面もあるでしょう。
ここから先は、頭部全体がより発達し今以上のゴツさを獲得しながら、
体の太さも、倍とまではいきませんが恰幅が良くなっていくことと思います。
マウスはもちろんのこと、ラットにもきちんと餌付いていますのでご安心下さい。
実はこの個体、少々“訳があって”モルフ内容にしては大変お値打ちな設定に!
その“訳”は、ご案内の際に改めて説明申し上げます。
本日ご紹介した新入荷生体についての
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