終わらない、ブログ。~台風までモタつく始末~
相変わらずのもたつきを隠し切れない今日この頃。
最近「ブログの更新、楽しみにしています!」という、
私の一番の大好物を肉声をもって届けて下さる方が、
以前よりも着実に増えているように感じるのは、
きっと読者の皆さまがこの気迫というか殺気というか、
本来なら恐らく必要のない妙に鬼気迫るものを察し、
きっと心配して下さっているのだという、温かさを受け取っています。
あくまでも、新着入荷の生体を紹介しているのだという、
本来の目的から逸れることのないよう姿勢を正し、
必要な情報および、“強めの世界観”を合わせてお伝えすべく、
できる限りエンタメ化とのバランスを取っていきたいと思います。
自分で書いているくせに、
段々何を言っているのか分からなくなってきましたが、
写真だけを楽しむのもアリ!と、
ここであえて大きな声で、楽しみ方の多様化を推奨しながら、
お好きな方だけ、テキストの掲載をお待ち頂ければ幸いです。
大切なことなので繰り返しますが、
写真の撮影も、結構頑張っていますから!
写真だけをご覧頂いても、結構楽しめると思います!
決して、テキストの執筆が遅れていることに対する逃げではなく、
あくまでもこのブログの活用方法の多様化を(以下略)。
※写真もテキストも、全て完成しました!
大変お待たせいたしました!また来週も頑張ります!
このブログでは、“土曜日から金曜日までの一週間”で新たにやって来た、
魅力的な生体の数々を、毎週金曜日の夜に一挙ご紹介しています!
(木曜日はお品書きと写真、金曜日はテキストをそれぞれ掲載予定)
金額などの詳細は、後日ウェブサイトの在庫リストへ掲載されます。
よろしければ、以下のメニューよりご参照下さい。
◆リアルタイムストックリスト◆
ミズガメ / リクガメ / ヘビ / トカゲ / ヤモリ / その他(両生類や小動物など) / 雑誌・書籍
(新着以前の在庫状況は、各ページのリストをご参照下さい!)
セレベスリクガメ
私たちが日頃“リクガメ”と呼んでいるのは、カメ全体の中で、
リクガメ科という、ひとつの科にまとめられたもののことであり、
一方で、“ミズガメ”と呼んでいるのは既にお気付きの通り、
複数の科に跨ったものをそう呼んでいる訳ですから、
その幅や奥行きについてはどうしても見劣りしてしまいます。
もちろん、その様子は「コンセプトがはっきりとしている」とも換言でき、
それがまさにリクガメの人気を支える秘訣とも考えられますが、
おおむねスタンダードな、ベーシックなものが必然的に愛されていく一方で、
時に意図して脇道に逸れるような、そんな風変わりな選択肢が、
ふとした瞬間に目の前に立ちはだかるのもまた一興かと思います。
本種を含むインドリクガメ属には、他にエロンガータとトラバンコアがいて、
僅か三種をもって一属を形成している辺りに面白さを感じながら、
あいにくトラバンコアは幻の存在とあって、実質二種で回している、
そしてこのセレベスもまた、昨今では入手が難しくなりつつあるとあって、
エロンガータだけに任せる訳にはいかない!と踏ん張っている状況です。
今回は久しぶりに待望の再入荷が叶い、合計3匹が目の前に現れてくれました。
ベビーサイズ
上からの続きです。こちらはベビーと呼べる、より小さめのサイズ。
本種は相方のエロンに比べ、平均的に背甲の黒斑が大きく描かれる傾向にあり、
このベビーも例に漏れず、非常に典型的かつ理想的な黒さの持ち主。
また、背甲を上から見ると余計にリクガメらしくない風貌が味わえ、
縁がギザギザとしていて、全体にハート型にも見えるそのデザインは、
奇しくも同じ島に産するシロアゴヤマガメの幼体にも似ていて、
セレベスが如何にリクガメっぽくないかを表現すると共に、
収斂進化のようなニュアンスさえ読み取れるような気もして、
生物学的な分類の興味深さを一層味わわせてくれるのです。
早速Mazuriリクガメフードにガッツリ餌付き、準備万端でお待ちしています。
スモールサイズ
ハッチサイズが大きいので、あえてミドルではなくスモールと表記してみました。
そのデザイン、その仕上がりに、何ら不満を抱く余地はありません。
ここで改めて、本種の形質が如何に安定しているのかを痛感し、
同時にその性質に対し、改めて感謝の意を表する次第ですが、
私がセレベスなのだ!セレベスここにあり!などという強いメッセージが、
目の前には僅か2匹しかいないのにもかかわらず、
まるで種全体からの訴えとして感じ取れるように思えるのは、
ギザギザで、幅広で、やや扁平で、ただそこに座っているだけで躍動感が漂う、
およそセレベスでしか描き出せない、独特の魅力が詰まっているからだと思います。
こちらの2匹もまた、上のベビーと同様にMazuriリクガメフードに餌付き、
そのサイズ感も相まって、より一層安心で確実なものに感じられるでしょう。
産卵数が少ない、飼育下での繁殖も殆どされていない陰の稀少種を、
どうか目の前にいるうちに手にして頂きたいと、そんな想いでいっぱいです。
エロンガータリクガメ(♂)
偶然以外の何物でもありませんが、先に名前を挙げたエロンガータが、
まさかの同じブログ上で、セレベスと一堂に会する奇跡が!
あえて“相方”という比喩表現を用いてはいるものの、
両者は互いに、ソロでも十分活躍が見込める実力の持ち主ですから、
手と手を取り合い、肩を組んで頑張る必要性はさほど感じられませんが、
単に見比べられる、という点では非常に興味深いシチュエーションです。
エロンガータとは細長いという意味であり、なるほど確かに、
現状のサイズ感は異なるものの、セレベスとの対比ではそれがよく分かります。
鼻先も長く、エロンの方がより精悍な顔立ちに描かれていて、
何処か女性的な趣が漂うところもまた、魅力のひとつだと思います。
実はこの個体、ベビーサイズから数年に渡り育て上げられた逸品で、
失礼ながら、とても飼育下で大きくなったとは思えない違和感のなさはお見事!
如何に手を掛けられていたのかが実にナチュラルな甲羅の質感に表現され、
頭部の澄み渡る白さもまた素敵な、極上のクオリティです。
アラブギリシャリクガメ “ハイドーム”(♀)
何だかとっても甲高な、一番欲しかった要素が誇張された絶品!
ギリシャリクガメと言えば、自他共に認める往年の銘種であり、
時にビギナー種にも名を連ねるほどの絶大な知名度を誇りますが、
亜種が多く分類が複雑で、また亜種内での個体差もバラエティに富むとあって、
実は少し深掘りしただけで初心者泣かせともなり得る、ややこしさも。
そんな強み、特長が時に仇となり、混乱を招くこともあれど、
そうは言っても先に述べた豊富な個体差は他種には真似ることのできない魅力であり、
そこを楽しんでこそのギリシャ、という価値観は最高の旨味とも言えるでしょう。
今回やって来たのはオスに比べ出現率の低い、貴重なメス!
しかも写真を見ただけでありありと伝わって来る、その高さ!厚み!
天高く突き上げるように盛り上がった甲羅は、本種の平均を遥かに超え、
いくら何でもやり過ぎ、ぐらいが実はちょうど良いことを物語っています。
もちろんまだまだ成長期ですから、更なる飛躍を期待しながら育て上げて下さい。
ニシヘルマンリクガメ(国内CBベビー)
濃厚な黄色味がニシヘルマンであることを如実に物語る、ハイクオリティ!
そのこってりとした発色に技が光る、お客様による繁殖個体がやって来ました。
両親には典型的なニシヘルマンらしいニシヘルマンが用いられ、
頭部、四肢、そして甲羅の明色部が深みのある黄色に覆われるところや、
背甲の暗色部、つまり焦げ茶の部分が広く染み渡っているところなど、
広く普及しているヒガシヘルマンとは一味違うことが描き出されています。
今年初めてブリーディングに成功されたとのことで、非常におめでたい1匹ですが、
Mazuriリクガメフードに餌付き、スムーズに育ってきた流れでお譲り頂きました。
横顔の可愛らしさ、特に目元の雰囲気が印象的なオンリーワンのニシヘルマンです。
フトマユチズガメ “ピュアデザイン”(USCBベビー)
別名オウアチタチズガメと呼ばれる場合もなきにしもあらずですが、
私個人は、湧き起こる親近感も含め、フトマユと呼びたい派の人間です。
通称グレーマップタートル3種のうち、ミシシッピよりもニセよりも、
急にニックネーム感が強まるためか、心なしか人気も高いように感じます。
分かり易く、相対的に評価すると、他の2種に比べ甲羅全体はやや寸詰まり気味で、
気持ち短い代わりに厚みは最も発達し、ふっくらとした仕上がりになります。
また、明色部のラインは黄色ベースに赤味を帯びる感じで鮮やかになり、
その名の由来となった模様の可愛らしさも相まって、プラスオプションが多く感じられます。
歴史的な問題もあって、種として明確に判別することが難しく、
そのため私などは典型的な特徴を有する個体を常日頃から探し求めていて、
今回は頭頂部と両眼の下の模様が好ましい1匹を、ようやく見つけ出すことができました。
如何せん数は少ないですが、時折こういったものを提供できるのが嬉しいです。
モリイシガメ(国内CB・♂)
お宝発見!本気で格好良くなる直前の脂が乗り始めたヤングアダルト!
ミズガメの世界において、こと日本では伝統的に長らく、
珍種、稀少種、そして人気種といった形で評価され続けてきた、往年の銘種。
個人的には、多くの日本人にとって特別な存在であるニホンイシガメが、
この場合ではまさにフリとなって、本種の人気に繋がっていると確信していますが、
本来は対比したり、優劣といった評価を下す必要はないものの、
イシガメにはできなかったことが、かたやモリイシにはできたりして、
兄貴分とでも申しましょうか、両者には元々類縁関係は存在しないはずが、
我々の方で勝手に関連付け、無意識に理解を深めようとしているのかもしれません。
本種のオスは頭部が黒々とそして大きく幅広く発達し、眼光もより鋭く、
メスよりも大型化し、前肢もより太く逞しく磨かれていくという、
種としての持ち味を倍増しにしたような、数々の強みを手に入れることになります。
この個体はちょうどオスが確定したばかりの若い飼い込み個体で、
1匹のカメとして仕上がりという名の階段を駆け上がる一段目にいるような、
ある意味良いところ取りの、旨味たっぷり、育て甲斐のある優良物件です。
コスタリカアカスジヤマガメ(ハイカラー・国内CB)
またまたやってしまいました!当店自慢の名物ヤマガメ、再び!
ここ最近は毎年繁殖に成功している、店内CBのマニですが、
1ペアで、如何せん産卵数も少ない種であるが故に、細々と、
しかしながら十年かけて厳選したオスとメスが実動しているお陰で、
ほぼ毎回、美麗個体の原石をリリースできる仕組みが整っています。
言い換えれば、同じペアでもやはりベビーには個体差が生じるもので、
今回は、これまでの成績の中で最もと言って差し支えないレベルで、
背部の黒いラインが太く力強く、グリングリンに描かれた絶品が誕生しました!
特に、柄の発現が相対的に弱くなり易い椎甲板の部分にまで妥協なく、
ガッチリとリングが出ている点が非常に高評価で、将来が楽しみで仕方ありません!
グァテマラアカスジヤマガメ(国内CBベビー)
上のマニと同じく、店内で繁殖に成功しているインシサにも新たなベビーが誕生!
オリーブグリーンの甲羅に優しい赤の発色、凛とした青き瞳の爽やかさは相変わらずで、
ド派手ではありませんが、用いられる色が多彩でいちいちお洒落な、通好みの美麗種。
かなり無理矢理アメハコに例えると、ガルフのようなポジションのキャラクターで、
一番色鮮やかな感じではなく、サイズ感は全亜種中最大という点も共通していて、
人気に浮き沈みがあるようなところもまたよく似ている、そんな立ち位置の亜種です。
成長に連れて甲羅に厚みが出てきますし、頭部にも妙な透明感があったりして、
とにかく育ててみないことにはその持ち味は全然分からない訳ですが、
何しろタフなカメで、陸棲ミズガメの入門としても適任だと思いますので、
私の愛するアカスジヤマガメたちの魅力を、どうか分かち合えれば幸いに思います。
ご希望の方には、店頭にて、種親として飼育しているアダルト数匹もお見せします!
ミシシッピニオイガメ(USCBベビー)
前回の分が早々に完売してしまったため、満を持して第二弾を投入!
昨今のミシシッピニオイは、ベビー過ぎるサイズで輸入されてくるせいか、
スタートして間もなくは、人工飼料をしっかりと食べてくれないことが多く、
実は今回、バックヤードにて暫し調整期間を設けた上で、
いわゆるカメのエサをポイポイ投げ入れれば勝手に食べてくれるような、
イージーモードに仕立ててある、楽々育成が可能な整ったベビーにしてみました!
やはり前提として、飼い易いことになっていますから、
なかなか思うように食べてくれないと、現場で焦りが生じますので、
僅か2匹のみではありますが、安心してお選び頂けましたら幸いです。
ツナギトゲオイグアナ(CB・♂)
ベビーからの飼い込みで、ようやく男らしさが現れ始めた極美ヤングサイズ!
バナスパやサンエステバンなど、強烈なカリスマたちを擁するトゲオイグアナの中で、
いつの時代も“お値段以上”の魅力を発信し続けてきた、陰の人気者。
イグアナ本来が持つ全力の格好良さ、それ即ちトカゲらしさという点においては、
デザイン的に、実はこのツナギが最も優れているのでは、と常々囁かれてきました。
無論、特にバナスパなどはその類稀なる大人しさから全く別の方向性である、
抱きトカゲとしての強みを最大限に生かした活躍を見せていますから、
そもそも同じ土俵で戦うべきではないという意見もあり、
トカゲとしての造作、造形に重きを置くのであれば、ツナギにも勝ち目はあるという訳です。
この個体は背部の黒いバンド模様が太くクッキリと、鮮やかに描かれ、
頭部から尾の付け根にかけて爽やかなブルーが発色し始めると共に、
背筋など所々にほんのりとオレンジまで浮かび上がる、
彩り豊かで将来が楽しみな、かなり高いクオリティの持ち主です。
ひとまずMazuriリクガメフードにも餌付き、あとはじっくり仕上げていくだけ!
オニプレートトカゲ(ガーナ産・♂)
国内で数年間飼い込まれていた、ちょっと懐かしいガーナから来ていたタイプ!
恐らく、現在主流であるはずのトーゴからやって来るタイプとは、
おおむね使われている色やそれらの配色に当然共通点が多く見られるものの、
トーゴの方は全体がより黒々と、つまり全体が暗いトーンに見えるのに対し、
こちらガーナは、まず背部の黄斑が明らかに大きく華やかなイメージで、
それに伴い、サイドの部分も紅ジャケの如く鮮やかな赤味に彩られています。
これを上位互換と言い切ってしまうのか否かはまた別問題ですが、
とにかく魅力的なカラーリングであることは間違いなく、
厳密に区別すると、ずっと探していたというファンの方もいらっしゃるでしょう。
現在、店内ではトーゴとガーナのオスが隣同士のケージにて並んでいますので、
誠に贅沢な話ですが、しげしげと見比べてみるのも一興です。
言うまでもなく人工飼料にもしっかりと餌付いていて、肉付きも申し分ありません。
ガーゴイルゲッコー(レッドマーブル・国内CB)
昨今では相方のクレスと共謀し、壁チョロ界を席巻している人気種のひとつ!
見た目の性格的に、クレスとガーゴイルは双方に似て非なる特徴があり、
その様相にはまるで「きのこたけのこ論争」にも似た趣が感じられます。
和名ではツノミカドヤモリと呼ばれるように、完熟した個体では、
頭部の表皮が頭蓋骨に張り付いたようになり、頭頂部の隆起した部分が、
まるで鬼のツノのように見えることから、その名が与えられました。
クレスと同様、幼体の頃が最も地味であり、成体になると最も派手になることから、
私などは、将来有望と思しきベビーを見るにつけ、つい手元に引き寄せ、
ついその変化を間近で拝みたくなってしまう癖(へき)があるのですが、
今回もまた、後頭部から背部、そして尾にかけて赤いスポットが現れた、
何をどうやったって全身が赤く染まる未来しか見えない、強烈な1匹をゲット!
国産とあって、輸入されてくるベビーよりも初期サイズに余裕があり、
へろへろのか弱い状態ではない点も高評価です。早い者勝ち!
ホンジュランミルクスネーク(タンジェリン・♂)
お陰様で、写真のみの掲載で早速SOLD!
ミルクスネークとは本来、3色で構成されることが殆どですが、
ホンジュランのタンジェリンは別名バイカラーとも呼ばれ、
黒と黒の間の、白色、あるいは黄色っぽくなる部分が、
かなり濃い目なオレンジに変化することで、それをもはや赤色と見立てて、
赤色と黒色の2色で構成されているように見せるタイプが、この個体です。
個人的には数あるミルクの中でも一番のお気に入りで、ハイクオリティな一本でした。
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