梅雨のハーフタイム
梅雨と梅雨の間に設けられた、謎のインターバル。
一旦、雨が止んでラッキー、なのではなく、
梅雨明けと勘違いするほどの猛暑に、
ヒトも爬虫類もさぞ驚いていることでしょう。
当店では今年初めて、1F売り場に冷房をかけ始めました!
生体のコンディションに配慮しつつ、
お客さまにもぼちぼち快適にお過ごし頂けるよう、
温度管理を徹底してお待ちしていますので、
こんな変な天候ですが、皆さまのご来店を心よりお待ちしています!
さて、木曜日の夜はあいにくの“マシントラブル”により、
ブログの更新が少々遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
だがしかし!今回のブログは先日より匂わせていた通り、
数多め、質高めな素晴らしいラインナップにてお送りします!
気になるものがいましたら、お早めにお問い合わせ、ご来店下さい!
このブログでは、“土曜日から金曜日までの一週間”で新たにやって来た、
魅力的な生体の数々を、毎週金曜日の夜に一挙ご紹介しています!
(木曜日はお品書きと写真、金曜日はテキストをそれぞれ掲載予定)
金額などの詳細は、後日ウェブサイトの在庫リストへ掲載されます。
よろしければ、以下のメニューよりご参照下さい。
◆リアルタイムストックリスト◆
ミズガメ / リクガメ / ヘビ / トカゲ / ヤモリ / その他(両生類や小動物など) / 雑誌・書籍
(新着以前の在庫状況は、各ページのリストをご参照下さい!)
ヒョウモンガメ(セレクション・ケニア産)
今、私は片手いっぱいにお宝を乗せているような、最高の気分です!
ケニアよりCBとして輸入されてくるヒョウモンガメは、
他から手に入るものと異なり、初期状態とその後の育ちの良さがピカイチで、
私はいつも、その登場を今か今かと待ち侘びているのですが、
楽しみなのはもちろん、健康的な内面ばかりではありません。
いくら成長に連れて色柄が変化するとは言え、
幼体の段階でもかなり幅広い個体差が感じられる本種は、
様々な個体の“その後”を予想し、自らの好みと照らして選ぶ楽しみがあり、
個人的には、数ある中から強烈なパンチを浴びせてくるものばかりをセレクトし、
それをなるべく多く手元にズラリと並べることをライフワークとしています。
今回はざっと3系統、計5匹のエリートを呼び寄せることに成功しましたので、
以下に、順にご紹介していきたいと思います。
(全ての個体が早くも餌食い抜群で、健康状態◎)
1匹目と2匹目は、それぞれ成長線に霜降り模様の描かれる様が著しく、
それは成長の初期段階にしては、かなり激しいものであって、
いわゆる“ホワイトヒョウモン”の完成を目指したい、そんな路線の2匹。
1匹目は甲羅に赤味を帯び、対する2匹目は淡く色抜けした黄色が目立つイメージで、
それぞれが似ているようで少し異なる路線を歩んでくれそうです。
3匹目と4匹目は、かのナミビアヒョウモンもびっくりの、
初生甲板にグリングリンの強烈な模様が描かれた、珍しいタイプ。
ここまでクッキリとした柄で生まれてくるベビーはなかなかいないので、
成長に連れてどのような仕上がりを見せるのか、気になって仕方ありませんが、
例えばナミビアよろしく、明瞭かつ濃厚なヒョウ柄に覆われるのでしょうか。
いずれにしても、何かどデカいことをやってくれそうな、最高にクールな2匹です。
ラストの5匹目は、他のどのベビーとも明らかに異なる、ヤバいヤツ!
甲羅、頭部、四肢、体中の至るところが全て淡く色抜けしていて、
おまけに全体が赤味を帯び、何故だか発光しているようにさえ見える、
とてつもなく奇妙で、しかし“超絶美麗個体の原石”と言わしめるような、
偶然では絶対に巡り会えない、明らかなる将来有望個体です。
ニホンイシガメ(レッド)
お陰様で、写真のみの掲載で早速SOLD!
ここ最近、「ニホンイシガメ求ム」のお声を立て続けに頂き、
店内のイシガメたちが着実に数を減らしていく中、
密かに育成していた、私の切り札までもが引きずり出される事態に。
正直、あいにくの尾切れにつきバックヤードにてペット化していた2匹でしたが、
店内を彩るべく、急遽招聘されたかと思えば、
またまた即旅立ちの日を迎え、結局話は振り出しに戻ってしまいました。
ウェブサイトの在庫表に記載の通り、現在はオスが1匹いるのみですが、
再びこの場にてご紹介できるよう、引き続き探して参ります。
コーンスネーク(スノーモトレー・♀)
近年では、“シロヘビの代表格”であるスノーコーンの中に、
ピンクがかなり強く発色するタイプも増えに増えましたが、
こちらのメスは、もちろんメスであることも無関係ではありませんが、
全体に白さがハッキリと際立っている上に、背中には緑色がおまけされ、
モトレーの丸ぽっちが並ぶ様も可愛らしい、なかなかの美麗個体。
有名な話ですが、コーンの持つ緑は写真の上ではかなり薄れてしまうため、
言い換えれば、実物をご覧頂ければ更に強いグリーンを感じて頂けると思います。
また、心なしかアルビノ特有の真っ赤な瞳が、いつもより大きめな気がして、
顔立ちから色合いから、何から何まで“かわいい”が詰まった女の子です!
マラヤンブラッドパイソン(♂)
このブログの撮影ではお馴染み、特大プラケースの容積に対して、
そこそこ詰まり始めた、ブラッドとしては中堅サイズの飼い込み個体。
ご察しの通り、手の平サイズのベビーからスタートして1~2年ほど、
もりもり食べて、しっかりと大きくなった、お手本のような一本です。
同じマラヤンの中にも、案外赤が感じられ難いものもいるため、
この個体の“いかにもマラヤンらしい”典型的な赤味は、合格点と言えるでしょう。
相方、ではありませんがペットの世界ではカーペットパイソンと並び、
極めて身近に感じられる大蛇のひとつに数えられるブラッドパイソンは、
その流通量や、リーズナブルな価格帯にも助けられ、
いつの時代も必ずファンに恵まれる、業界になくてはならない存在です。
頭の何倍もある大きさのエサを、時間をかけてでも丸呑みするその勇姿には、
全てのニシキヘビの中でも指折りの迫力と爽快感が味わえる、
これこそまさに、ブラッドオーナーだけに与えられた特権だと思います。
エボシカメレオン(♂・♀ / EUCB)
日頃見かけられる安心サイズよりも、更にもう一回り大きく育って、
安心感倍増しの、スターターサイズとしては珍しいある意味掘り出し物!
元々、当店ではカメレオンをじゃんじゃん取り扱うことはなく、
ひとつずつ慎重に選び、ちびちびと集めてきましたが、
最近、有難いことにエボシがかなりのスピードで旅立っていく傾向にあり、
何か良い出物はないかと、常に探す癖が付いてきました。
今回はオスとメスが1匹ずつですが、この頃入荷した中では一番デカい!
広めのガラスケージに単独で入れても、ハラハラしないボリュームがあります。
カラーリングには、もちろん好みがあると思いますが、
あまり青々とし過ぎない、確実に黄色味を含んだタイプを選んでみました。
育てる楽しみを味わいたいのはもちろん、とは言え少しでも大きめサイズから始めたい、
そんな方には特にお勧めの、健康面に対してお得感のある、やっぱり掘り出し物です!
ホーネリーカメレオン(Pr)
お陰様で、写真のみの掲載で早速SOLD!
別名、ヘルメットカメレオンとも呼ばれるように、
特にオスで、頭部にダイナミズムを宿した、ディテール重視の小型種。
本種を始めとした“出来の良い”小さなカメレオンたちは、
写真でしか見たことがない状態で、いざ現物と対面すると、
「思ったよりも小さかった」となるのが通例なのですが、
やはりホーネリーはそのつくりの細かさから、小さいながらに格好良い、
絶妙なミニチュア感が堪らない、隠れた人気種なのです。
オニプレートトカゲ(♂)
この時季、このタイミングにはありがちな、野生から輸入されたばかり、
なのではなく、しっかりと飼い込まれ、しっかりとツヤピカになった、
背中に整然と並ぶ黄色い模様の美しさも際立つ、フルサイズのオス。
プレートトカゲの持ち味と言えば、やはりスキンクのそれにも似て、
硬質で、光沢のあるボディが魅せるセクシーさが売りだと思いますが、
いかんせん見かけられるものの多くはどうしてもガサガサとしているため、
このように本領発揮も間近なものをご覧になる機会は決して多くはないでしょう。
加えてオスは、メスに比べ顔立ち以外にもあらゆる要素が更にシャープに感じられ、
黒々としたボディに上から黄色、赤色、青色と、案外カラフルでもあって、
特にお腹側のブルーが、より一層カチッとした印象を与えてくれて格好良いと思います。
真の実力から考えれば、フトアゴやアオジタと並ぶ銘種のひとつに数えられるはず!
オオバクチヤモリ(L)
いかにもヤモリ然とした、特有の猫目から放たれる鋭さとは裏腹に、
体型はもっちり、小顔でずんぐりむっくりとしていて、
特に後ろ足のぶかぶか短足具合はかわいい以外の何ものでもない、
壁チョロ愛好家から密かに支持を集めている、隠れた人気種。
この個体の、何が凄いのかと言えば、実はよく見てみると左前肢がなく、
もちろん傷はとうに塞がっていますが、珍しい“隻腕のバクチ”なのです。
私も流石に初見ではギョッとしましたが、ひとたび壁を走らせてみると、
それまでに頭の中を巡っていた心配のようなものが一瞬にして消し飛び、
かえってその力強い生き様に惚れ惚れしてしまうバイタリティが漲っていました。
元々は、前オーナーが入手された時点で既にこの外見であり、
飼い込み期間を経てぷりっぷりに、当店では早くもクレスなどに用いられる、
専用の粉末フードを、水を加えずとも粉のままの状態で舐めまくっていて、
その凛々しさと格好良さに、心配ご無用!との声が聞こえてきそうです。
オンリーワンと言えば聞こえは良いですが、とにかくその勇姿をご覧下さい!
クレステッドゲッコー(ダークファイア・♂)
近年ではすっかりお馴染み、壁チョロ界のトップスターとなったクレスより、
体全体が黒に近い焦げ茶で、しっかりとトーンを落とした上に、
炎を模した黄色い斑紋がぼわっと浮き上がる、典型的なクレスらしいクレス。
愛好家の間では、オスは数が多いからどうのこうの、と言われることもありますが、
この手のヤモリはメスに比べオスの方が頭も体格も大型化しやすく、
ピンで飼うことを考えると、“クレス”の名が表す頭頂部の冠飾も含め、
きっとオスにこそ、クレスらしさがより強く味わえるのでは、とも思います。
もちろん、既にクレス用の人工フードにもきちんと餌付いていて、安心です。
ニシアフリカトカゲモドキ(CB)
待望のニシアフCBを、この悲劇とも言える円安の時代に、
気持ちリーズナブルな価格帯で、ようやく入手することができました!
紛れもなくベビーサイズですが、ただ単に小さい訳ではなく、
全個体、きちんとふっくらした状態◎のものばかりをセレクト!
計4匹、上から順番にご覧下さい。
ノーマル
これがノーマル、ニシアフの最もスタンダードな姿であり、
そして最も可愛らしいのではないか、と定評のある人気者です。
あえて格好付けて呼ぶとすれば、“バンデッド”となるでしょうか。
明色部がスッキリと色抜けした綺麗な1匹を厳選しました!
ストライプ
カラーリングは、上のノーマルと同じく、ノーマルタイプですが、
そこへプラスワン、一筋の白いラインが欲しい方はこちら!
だんご3兄弟ではありませんが、黒い斑紋を3つ串に刺したような、
引き締め効果のある、はっきりと白いストライプ模様が特徴です。
心なしか顔立ちもスマートに、凛々しい雰囲気に見えるかもしれません。
アメラニスティック “ストライプ”
古くはアルビノ、最近ではアメルとも呼ばれている、
黒い色素が抜け、すっかりと淡く柔らかい色合いに変化したアメラニ!
こちらは上の個体と同じく、模様がストライプタイプで、
比較してみると、似ている部分とそうでない部分が分かり易いと思います。
ニシアフのアルビノは、アルビノでも黒目がくりっくりで可愛らしいです!
オレオ
これぞハイグレード!シングルとは思えない最上のクオリティ!
かの有名なホワイトアウトと並び、体色がモノトーンに変化する、
ニシアフ界でも屈指の人気を誇るモルフのひとつですが、
実はオレオ単体で、しっかりと白黒になることは珍しく、
ここまで鮮明に色分けされている個体は初めて見ました。
全体に華奢な様子もなく、安心して育てられると思います。
ヒョウモントカゲモドキ
タンジェリントレンパー(♀)
ベッタリとしたオレンジが、鼻先にも顎の下にも、
とにかく全身に染み渡る、タンジェリン×トレンパーアルビノ。
メスらしい優しい顔立ちで、いよいよ繫殖にもチャレンジできそうな大人サイズです。
ラプター “ソリッドアイ”(♂)
見ようによっては黒目にも見えてしまいますが、
両目ともにフルアイ、ラプターにしては色濃いめな、おっきなオスです。
背中のくっきり模様と、四肢のホワイトソックスとのメリハリが綺麗!
正確なモルフのレシピは、トレンパーアルビノ×エクリプスです。
マックスノーエクリプス “ソリッドアイ”(♀)
定番のスーパーマックスノーではない、あえてのマックスノーをベースに、
エクリプスの効果で両目共に完全な黒目に仕立てられた、面白い1匹!
しかもマックスノーとしてのクオリティも高く、ちゃんと白い!
メスにしては大きめサイズで、繁殖にも活躍してくれそうです。
W&Yマックスノー(♂)
マックスノーをベースに、ホワイトアンドイエローが加えられ、
全身が強烈に白抜けしているかと思いきや、頭部にはパラドックスとも呼ばれる、
大きな黒い斑紋をチャームポイントとして掲げる、オンリーワンなオス!
写真は白飛びではなく、特に鼻先から顎の辺りは本当に白いです。
アズマヒキガエル(♀)
アマガエルと双璧を成す、日本のカエルを代表するマスコット的存在。
ただし両者はその名こそ同様に広く知られているものの、
外観や生き様などは全く異なるキャラクターであり、
そうなるとやはり、飼育対象としての見え方も変わってくるでしょう。
アマガエルはそのサイズ感も相まって、観賞用という向きが強くなりますが、
こちらヒキガエルは、単純にその大きさに始まり、でっぷりとしたボディバランス、
そしてヒキガエルならではの人間じみた仕草などに、
例えばトカゲで言えばフトアゴ、ヘビで言えばボールなどに近しいでしょうか、
かなりペット的、家族的な趣が味わえる、隠れた銘種と言えるのです。
このご時世において、通常飼育できるヒキガエルの仲間の中では大型の部類で、
頑張って育て上げると手の平いっぱいぐらいのボリュームにもなりますから、
オスよりも大型化するメスという点も含め、この先の伸びしろも楽しんでみては。
ナガレヒキガエル(♂)
お陰様で、写真のみの掲載で早速SOLD!
“ガマガエル”でお馴染みのアズマ(ニホン)ヒキガエルとは異なり、
北陸地方から紀伊半島南部にかけてのみ分布する、プチレア種。
和名の由来は、止水域ではなく渓流で繁殖を行うことから。
また、耳の鼓膜が外見上殆ど消失している点も特徴として挙げられます。
ガマガエルがどっしりとして可愛らしいイメージだとすれば、
こちらナガレはシュッとスマートで格好良いイメージでしょうか。
やはり流通量は少なく、大切に大きく育てていきたいものです。
ミヤコヒキガエル(♀)
お陰様で、写真のみの掲載で早速SOLD!
この頃では、屈指の流通量を誇るヒキガエルの入門種的存在ですが、
私たちが通常見かけられるのは、実はそのほぼ全てがオスであり、
それはそれでクックックックと鳴いていて可愛らしいのですが、
稀少なメスは、何よりもまずそのでっぷりとしたサイズ感に驚かされます。
顔立ちも幾分優しめで、子どもがそのまま大人になったようなイメージ。
飼い込みにつき健康状態は抜群なので、いつか繁殖にもチャレンジしてみて下さい。
本日ご紹介した新入荷生体についての
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