思わぬ陽気に振り回されて
今年の2月は、3連休が2回もあって、しかもうるう年!
半分を過ぎた今更ですが、何だかゴージャスな雰囲気ですね。
同時に、不思議な暖かさにも惑わされる今日この頃ですが、
まだ冬真っ盛りであることを忘れずに、急な低温にはお気を付けて。
さて、前回のブログは予定が乱れ、一日遅れてしまいましたが、
今回は元通り、無事木曜日(?)に写真を掲載することができました!
カメ多めのラインナップに、トカゲとヘビを添えて、お送りします。
恒例のテキストは、明日金曜日の夜に改めて掲載しますのでお待ち下さい…
とは言え有難いことに、写真を掲載した時点で売れてしまう種類もいますので、
気になるものがいましたら、お早めにお問い合わせ下さい!
このブログでは、“土曜日から金曜日までの一週間”で新たにやって来た、
魅力的な生体の数々を、毎週金曜日の夜に一挙ご紹介しています!
(木曜日はお品書きと写真、金曜日はテキストをそれぞれ掲載予定)
金額などの詳細は、後日ウェブサイトの在庫リストへ掲載されます。
よろしければ、以下のメニューよりご参照下さい。
◆リアルタイムストックリスト◆
ミズガメ / リクガメ / ヘビ / トカゲ / ヤモリ / その他(両生類や小動物など)
(新着以前の在庫状況は、各ページのリストをご参照下さい!)
エロンガータリクガメ(カラーアソート・EUCB)
手の平に幸せを3つも盛り付けた、これぞまさに眼福、最高の巡り合わせ!
当たり年、と言って良いのか分かりませんが、珍しく複数の中から選べる状況で、
これだけはどうしても捨て難い、という戦闘力の高さで迫ってきた、
各ベクトルに高いクオリティで突き抜けた、最強の3匹を一挙ご紹介!
1匹目はパターンレス、文字通り黒斑が一切入らない稀少なタイプですが、
流通量が今ほど少なくなかったかつての時代を思い返しても、
ここまで完全に模様が消失したものは、殆ど目にしたことがありません。
背中はもちろん、お腹側も同様なのは、相当クオリティが高いと言えます。
成長してもなお、永遠の透明感を身に纏う非常に美しいデザインです。
2匹目はハイイエロー、甲羅および頭部や前肢の黄色が最も濃厚で、
決して大袈裟ではなく、まるで光り輝いているような印象さえ受けます。
エロンガータとしては標準的な、背甲の黒斑をある程度残し、
元来備わる色彩の鮮やかさを極限まで高めたような、こちらも美しいデザインです。
3匹目はブラック、全ての要素においてダークなイメージを目指し、
黒斑は大きく、地色は暗く、そして何よりも驚かされたのは、
他の個体たちに比べて圧倒的に、四肢が完全に真っ黒であるところ!
ひとりだけ全く異なった、まるで戦車のような重厚感を漂わせ、
同属のセレベスとも似て非なる、エロンガータなりの格好良さを究めています。
全ての個体が健康状態抜群で、早々にMazuriリクガメフードにもしっかりと餌付き、
ひとたび温浴をすれば、ぶりぶりと勢い良く排泄する、問題なしのスーパーベビーたち。
どれを選んでも当たり中の当たりなだけあって、全てが全力でお勧め!
ヒガシヘルマンリクガメ(ベビー)
暫くシーズンオフであったため、何だか久々に再会できた感じのするヘルマン。
最近では数年前より更に養殖が進み、現在では恐らく、
最もリーズナブルで、なおかつ最も育て易いリクガメになりました。
ただし、一見当たり前の存在のように思えるヘルマンベビーも、
当然時季を外せば一旦姿を見せなくなりますし、健康状態も含めて考えると、
いつでも元気もりもりの幼体が手に入る訳ではありませんので、
やはり我々専門店としては、いる時には必ずゲットすることを心掛けた上で、
極力コンディションを良好に仕上げた上で、皆さまにご案内差し上げたいと考えています。
今回は、甲羅や前肢の黄色味が濃厚で鮮やかな2匹を手に入れることができました。
左側はやや淡め、右側はやや濃いめで、ほんのり色合いが異なります。
顔立ちの可愛らしさにも注目し、どちらも目元がキラッとしたお勧めのベビーです!
ケヅメリクガメ(EUCBベビー)
かのゾウガメにも匹敵する、ペットとしてお付き合いできるリクガメの中では、
言わずと知れた、最大級のボリュームを誇る昔ながらの人気種。
今回はヨーロッパで繁殖されたベビーで、日頃輸入されるものたちに比べて、
気持ち大きく育っていて、取り扱うこちらとしても安心の嬉しいサイズ感。
毎度取り寄せる度に、一番良かった1匹のみを仕入れるように心掛けていますが、
今回も有難いことに、甲羅全体が淡く可愛らしい色合いの持ち主で、
瞳が大きく、表情全体が柔和に感じられる、そんなテーマで選ぶことができました。
綺麗で、なおかつ大きく立派に育て上げるための闘いは、既に始まっています。
誰もが羨む自慢のケヅメを仕立て上げるために、飼育する上で大切なポイントは、
店頭にて全てもらさず伝授いたしますので、熱心なお問い合わせをお待ちしています!
バブコックヒョウモンガメ(♀)
久しぶりにデカい!しかもまだまだデカくなる!30センチ近い大きさのメス!
元々頭部がやや小振りであることも手伝って、
多くのリクガメの中でも、特に甲高で迫力ある姿に感じられ、
そのド派手な模様もまた見た目のインパクトに多大な影響を及ぼしている、
これぞリクガメらしいリクガメとして絶大な人気を誇る、ヒョウモンガメ。
幼体から拳大ぐらいまでのサイズで見かけられることが多く、
基本的には一般種、というような位置付けで捉えられているのですが、
やはり大きく育った、なおかつ質の高い個体の出物は稀。
オスよりも大型化が狙えるメスは更に需要が高く、
ただし狙って入手できるものではないため、いつでも引く手数多の需要があります。
この個体は、ヒョウ柄のバランスがちょうど半々ぐらいの美しいデザインで、
表面の凹凸はかなり少なく、甲高で綺麗な育ち方を実現していると共に、
特筆すべきは、背甲各甲板の癒着がほぼ皆無で、お手本のような出来栄えである点!
実は、単に大きなメスともなれば何とかありつけそうな気がするものの、
そこへ美しさに関する様々な条件を付け加えた結果、数年待ち、
下手をすれば十数年待ちとなる恐れもあるほど、このクオリティは必見です!
幸いにして性格も明るく朗らかで、入荷して間もないタイミングにもかかわらず、
まるで住み慣れた環境で食べ慣れた食事をするかのように、Mazuriリクガメフードを盛り食い!
まだまだ伸び盛りの中堅サイズから、誰もが目を見張るビッグサイズにまで育て上げましょう!
ミツユビハコガメ(M)
あと一息で性別が確定しそうな、大人気ミツユビのミドルサイズ。
かつて、CITES入りしたにもかかわらず、国内の愛好家の手によって、
国産化が進み、定着し、供給が保たれたという歴史があり、
昨今ではこれまで以上にユーザー側の意識も高まりを見せ、
例えば色柄のクオリティや、純血性の問題など、
多くのファンが各々の価値観をもって真摯に向き合っている、アメハコの代表格。
この個体は、まず背部の花びらのような模様に目を奪われると共に、
これから白く色抜けしてくれそうな嘴への期待感など、
随所に将来性の高さが感じられる、良い意味でスタンダードな美個体候補。
もしオスであれば、ここから更に強烈な発色が望まれますし、
メスになれば、メスとしては平均以上の良好な発色、という評価になると思います。
甲羅の高さも、そして表面の滑らかさも最高の出来栄えで、
何処から眺めてもこの先の将来が楽しみでならない、見事な掘り出し物です。
トウブニシキガメ(USCBベビー)
ニシキと名の付くカメには色々いて、ニシキハコガメやニシキダイヤモンドガメ、
他にもニシキマゲクビガメなど多々ありますが、こちらはニシキガメ。
決して元祖、だとかそういうことでもないのですが、
〇〇ガメ、の中の、ニシキと名の付く種類、なのではなくて、
ニシキガメ、という名前のひとつのグループなのです。
かなり大雑把に言うと、ミドリガメに代表されるスライダーなどと同じ仲間ですが、
全部で4種類いるニシキガメは総じて最大10センチ台と小型であり、
その美しさや親切な価格帯も相まって、隠れた人気を誇ります。
基亜種トウブは、そのテーマを簡潔に表現すると黒赤!となるでしょうか。
他の亜種に比べ全体が黒々とする上に、赤の発色が最も鮮烈であり、
可愛らしいと見せかけて、何処か攻撃的で格好良いイメージも感じられます。
また、目の後ろの模様は繋がったラインではなく、必ず前後で途切れ、
左右合わせて計4つの斑紋になるのも、トウブだけの特徴です。
このサイズでも既に綺麗ですが、成熟したその時に最高の美しさが発揮されます。
繰り返しになりますが、安価なカメだからと決して侮れない美しさと、
小型で耐寒性にも優れたところが、玄人までも唸らせるポイントです。
セスジニシキガメ(USCBベビー)
こちらは亜種セスジ(あるいは独立種という解釈もあり)。
恐らく4つのニシキガメの中で、最も説明不要で分かり易い種類で、
言うまでもなく、センターに赤いラインが走るのが最大の特長。
更にそこへ、甲長が最小であることも付け加えておきます。
まともに流通するものでもうひとつ、セイブという亜種がいますが、
あちらは反対に最大種とされていることと、全体の雰囲気も含めて、
このセスジには、何となく一番可愛らしい印象を受けます。
上のトウブも同様ですが、赤味の強い個体を2匹ずつセレクトしました!
ケイアオジタトカゲ(ベビー)
和名は原産の島の名が由来で、別名カイアオジタトカゲとも。
通称ギガスと呼ばれる、オオアオジタトカゲのグループに属し、
アンボン(ハルマヘラ)やメラウケをはじめ、他にも産地名が与えられた、
様々なタイプが共存する中に、亜種keiensisとして分類されています。
先にも述べた通り、複数のバリエーションが存在するということはつまり、
その色柄にも多彩さが見られ、一言では語り切れないほどなのですが、
こちらケイは、中でも群を抜いて個性的な印象があります。
幼体時には全体的に暗いトーンで、メインのバンド模様の他にも、
隙間を埋めるように細かな柄が描かれ、ダークヒーロー的な趣が感じられます。
成熟すると、焦げ茶に紛れて苔や赤錆のような発色も見られ、
お世辞にも色鮮やかで美しい、という表現にはなり難いのですが、
薮に紛れるような、他のアオジタにはない野性味溢れるデザインが格好良いと思います。
この個体はまだ幼いサイズで、間もなく全身が脱皮しそうなタイミングなので、
写真を撮影するか迷いましたが、元気いっぱいなので勢いで載せてしまいます。
名前だけは知られていても、狙って探すのが難しいレアキャラクターです。
ピーターズバンデットスキンク(M)
誰が呼んだか通称“ピタバン”、ピタパンではなく、ピタバン。
サハラナミダメスナトカゲ、という正式な和名を与えられてはいるものの、
恐らくは、覚えるのが大変という理由で、やっぱりピタバンです。
かつてはアフリカ大陸に眠る幻のスキンク、というような位置付けでしたが、
初登場の感動も束の間、あれよあれよと日本中に普及し現在に至ります。
もはや稀少性云々はどちらでも良く、見るからに興味深いトカゲで、
地中から地表を主な生活圏とし、夜行性のため暗くなると姿を現します。
和名はスナトカゲですが、実際には潜った先にある程度湿り気が欲しいようで、
シルエットが似ていないこともない、サンドフィッシュの仲間とはまた異なります。
実は頭のてっぺんに、頭頂眼と呼ばれる第3の目がついていて、
ここで光の強弱などを感知しながら、周辺の様子を窺っているのだとか。
ゆったりとした生活スタイルのため、到着時の健康状態が少々分かり難いですが、
今回は国内で暫く飼い込まれたものなので、かなり安心です!
メキシカンブラックキングスネーク(ジェットブラック・♂)
前日に写真を掲載した時点で、ご成約となりました。
早速のお問い合わせ、誠に有難う御座います。
メキブラの愛称で親しまれる、自他共に認める“クロヘビ”の代表格。
しかしながら、その実態は時に残酷なもので、
多くのファンが期待し、またそれがひとつの基準であると認識している、
全身が完全なる漆黒の状態になった個体は極めて稀であり、
どちらかと言えば、体表に模様の名残が感じられる場合の方が多く、
悲しいかな、そういった事実はあまり知られていないようです。
とは言え、こちらもわがままですから何と言おうと真っ黒が欲しい訳で、
毎度チャンスが訪れる度にトライしてみるのですが、
今回は辛くも1匹のみ、納得のクオリティで手に入れることができたのでした。
本日ご紹介した新入荷生体についての
ご注文・お問い合わせはお電話かメールにて!
お待ちしております。
Tel:052-325-8600
Mobile:070-5555-3335
Mail:herptilelovers@gmail.com
Twitter公式アカウント
Instagram公式アカウント