辰年を忘れない
水曜日には、こちら名古屋でも久しぶりに雪が降り、
しかしながらガッツリ積もるほどではなく、
結果としては難なく過ごすことができましたが、
厳しい寒さが続く中、皆さま如何お過ごしでしょうか。
2月に入ると、一時的にでも再び寒さが和らぐようですから、
この数日をしっかりと乗り切っていきましょう。
先日、当ウェブサイトに搭載されたメールフォームに不具合が発見されましたが、
既に問題は修正されていますので、今後はトラブルなくご利用頂けると思います。
あいにく、いつ頃から発生していたのかは分かりかねますが、
過去にこのフォームからご注文、お問い合わせを頂いたお客様の中には、
こちらからの返答が一切なかった方もいらっしゃったかもしれず、
大変ご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳御座いませんでした。
ご注文やお問い合わせに対しては、必ずご連絡を差し上げていますので、
今後とも当店をよろしくお願いいたします。
さて、今週はトカゲ、ヘビ、カメ、カエルと、オールジャンルで、
バラエティ豊かな新メンバーを揃えることができました。
今更ですが、今回のトップこそまさに謹賀新年!
遅ればせながら辰年を飾るに相応しいビジュアルの持ち主も登場しています。
どれも語り甲斐のある、面白いキャラクターばかりですから、
どうぞお好きなものから順にお楽しみ下さい。
このブログでは、“土曜日から金曜日までの一週間”で新たにやって来た、
魅力的な生体の数々を、毎週金曜日の夜に一挙ご紹介しています!
(木曜日はお品書きと写真、金曜日はテキストをそれぞれ掲載予定)
金額などの詳細は、後日ウェブサイトの在庫リストへ掲載されます。
よろしければ、以下のメニューよりご参照下さい。
◆リアルタイムストックリスト◆
ミズガメ / リクガメ / ヘビ / トカゲ / ヤモリ / その他(両生類や小動物など)
(新着以前の在庫状況は、各ページのリストをご参照下さい!)
サルファモニター(ハイイエロー・M)
全身が光り輝くような眩い発色で魅せる、ベタ慣れ極美サルファの安心サイズ!
サルファとは、直訳すれば硫黄のことを指していて、
体中が澄んだレモンイエローに染まることから、その名に冠せられています。
元々は、ミズオオトカゲ(サルバトールモニター)の一個体群であり、
特定の地域に出現する、とあるタイプに呼称が与えられたのが始まりですが、
昨今ではまるで種や亜種のように、きちんと分けられて認知されています。
幼体の頃こそ、チーズのように少し濃い目の黄色いカラーリングであるものの、
成長に従い黄色は次第に雑味を捨てて、スッキリと澄み渡り、
また、模様の黒い部分を次々と飲み込むように面積が広がっていき、
まるでトカゲ自体が光を放っているかのような、信じられない配色に変貌していきます。
最大サイズは、サルバトール全体の中ではどちらかと言えば大きい方であるとされ、
単なるネシアンモニタークラスのボリュームでは、到底物足りないという、
立派な大型種をお望みの方にとっては、最高のパートナーとなり得るでしょう。
この個体は、ベビーのタイミングで優れた発色に早くも目を光らせ、
選び抜かれた1匹ですから、メーター未満の現時点でも文句なしのハイクオリティ!
普通に触れる穏やかな性格も相まって、これぞ十年に一度の絶品です。
ボールパイソン
ノーマル(hetゴースト・♂)
とっても有難い国産ボール、お客様ブリードのベビーがやって来ました!
全体的な色合いは、極めてベーシックなデザインで、
率直に、黒がとても黒々としているのが印象的。
表記はノーマルですが、つまり個体差を楽しめるとも言い換えることができ、
体だけではなく、瞳も漆黒により近く、より可愛らしいイメージです。
メスに比べて小振りなオスは、最終的なスペースを気にされる方にもお勧め!
ノーマル(hetゴースト・♀)
こちらは、上のオスと兄弟に当たるメスで、
やはり先程と同様に、ノーマルだとしてもより一層瞳が黒々としていて、
特にメスは、オスよりも大型化しますから、
ふっくら育った暁には、更に可愛らしく感じられるかもしれません。
手の平にちょこんと座らせられる、こんな幼い頃から付き合っていけば、
立派なフルサイズにまで到達する頃には、思い入れも倍増することうけあいです。
モハベ(hetゴースト・♂)
同じヘテロが入っていることからもご察しの通り、
こちらのモハベは、上のノーマルと兄弟に当たるのですが、
まさに兄弟同士で比較すると、改めてモルフの素晴らしさがよく分かります。
ノーマルの持ち味はそのままに、全体の色彩をモノトーンに寄せてみたり、
暗色部を所々色抜けさせてみたり、模様を歪に乱してみたりと、
少しあか抜けたとでも言いますか、お洒落なデザインに早変わり!
モハベは、その他のモルフとのコンボでも活躍が見込めるなど、
ブリーディングシーンでも大いに重宝される昔ながらの人気者ですが、
その観賞価値もまた魅力的な、ボールを語る上では欠かせない銘品種です。
バナナエンチスピナー(♀)
コンボ内容は、バナナ×エンチ×スパイダー×ピンストライプ。
そもそも、バナナのメス、というだけで大盛り上がり!
遺伝の関係により、メスの出現率が極めて低いバナナの、
そのスーパー体を狙おうとすれば絶対に必要となるメス、であることに加え、
おまけに優性のモルフが3つも強化された、最強の種親候補!
仮にノーマルのオスと掛け合わせただけでも、4つのシングルモルフに加え、
それぞれのコンボモルフがその年を華やかに彩ってくれそうですし、
バナナのオスと掛けた日には、スーパーバナナにまで手が伸ばせる、
2024年から早速結果を出して頂きたい、素晴らしい掘り出し物です。
ケープハウススネーク(国内CB・♀)
“イエヘビ”だなんて、とても身近に感じられる名前が付けられていて、
つまり、我々で言うところの例えばアオダイショウのような、
人々の暮らしの程近くにも姿を現すことが示されているのですが、
それはあくまでも母国アフリカでの話…こちら日本では事情が異なります。
しばしば語られるように、第一に顔面が並のナミヘビとは思えぬつくりで、
もはやちょっとしたパイソンのような、厳しさや迫力に満ちており、
鱗もツヤツヤ、おまけに表面には虹色のオーラ(光沢)が目立つなど、
これでコーンスネークよりも小型なのですから、何度驚かせば気が済むのでしょう。
しかもパイソンチックなのは見かけだけに留まらず、
例えばこの個体、現在の冷凍マウスのサイズがファジーなのですが、
想像よりもワンランク上のサイズを呑む、食欲もまたパイソンのそれなのです。
いつの時代もマニアックなナミヘビですが、ペットとして非常に優れたお勧めの1匹です。
スジクビヒメニオイガメ(ドワーフフォーム・国内CB)
種親となっている個体は元々、およそ十年ほど前にワイルドとして輸入された、
結果として、それらは甲長10センチにも満たないような、非常に小柄なスジクビであり、
それが野生下において、小型個体群として認められるようなタイプであったため、
今日まで、その価値を守り続けるように繁殖されている、ブリーダー渾身のベビーです。
例えるなら、ミシシッピニオイガメのフロリダドワーフのようなイメージでしょう。
また、同じスジクビでは、ブラックウォーリアと呼ばれている地域個体群も有名ですが、
こちらはそのブラックウォーリアともまた異なる、知られざる個体群なのです。
過去にも数度、同じ血統のベビーを当店よりリリースしているため、
いずれどこかで、孫世代が活躍してくれる可能性もありますが、
何しろ当時のワイルドが一瞬しか流通せず、原資個体の母数も数限られているため、
どうにかその血を絶やさぬよう後世にまで継いでいきたい、魅惑のドワーフフォームです。
ミシシッピニオイガメ(アザンティック)
実はこの個体、以前よりウェブサイト上のリストに掲載されている、
アザンティックの幼体と同一のものなのですが、
それから店内でコツコツと生育に励んでいたところ、
とても美しく、そして妖しく、何だか末恐ろしい姿へと変貌してきたため、
気が付いた頃にはもう、右手にカメラを構えていたという訳です。
アザンティックとは、つまり“黄色色素欠乏”という意味なので、
象徴的な側頭部のラインが白くなったり、瞳のリングが消失したりと、
ベビーの頃には、一見すると悔しいのですが分かり難い特徴でした。
それが成長に連れて、ノーマルとの違いが顕著になってきたのと同時に、
これはまさかの嬉しい誤算で、甲羅がまるで象牙のように、
磨き上げたような高級感溢れる質感へと仕上がって参りました。
この先も、頭部や四肢にほんのりと浮かび上がる花びらの模様など、
大きく育っていく過程で更なる変化も楽しめそうな、何もかもが興味深い一点もの。
観賞にも、繁殖にも、あらゆるベクトルにおいて活躍が期待される逸品です。
タイリクミナミイシガメ(滋賀県産・♀)
こちらは、写真のみで早くも売却が決まってしまいました。
他にご検討頂いていた方には、申し訳ありませんでした。
最近では、例えば琵琶湖に産するタイプに代表される、
国内産の基亜種タイリクミナミイシが、特にワイルドともなると、
流通する機会が殆どなくなってしまいましたから、
本当に久しぶりの飼い込み個体で、嬉しいと同時にかけがえのない掘り出し物でした。
濃厚な発色、俵型で厚みのある甲羅など、素晴らしい特長の数々を楽しみながら、
是非ともこのメスから、ベビーが誕生することを願うばかりです。
キタダイヤモンドガメ(ブラック・Pr)
漆黒のテラピン、言うなれば“ブラックダイヤモンド”とでも申しましょうか。
例えば、体中のラインが極太の渦巻き模様に仕立てられたコンセントリックや、
頭頂部の菱形や、頭部および四肢のドット模様が減少あるいは消失したオルナータなど、
バラエティ豊かなダイヤモンドガメそれぞれのタイプや亜種が持つ、それぞれの特長が、
選択交配によって更に高められた状態を、我々は既に目撃したことがあると思います。
元来、激しい個体差が売りのひとつともなっているテラピンの世界では、
特定の形質が、その品質や精度をより高めた状態で、時にハイクオリティなどと称され、
市場において強い存在感を示した事例は、決して珍しくないことだと言えるでしょう。
しかしながら、体から甲羅に至るまで、全身が真っ黒のダイヤモンドガメというものは、
これまでにありそうでなかった、意外にも新しい視点や価値観であると考えられ、
そんな夢のような姿を描き出すために、その可能性に最も近付ける存在として、
通称ノーザンとも呼ばれる、このキタダイヤモンドが掲げられるのです。
正直、最も流通量が多く最も安価な立ち位置にいたノーザンの、
復権のカギを握るかもしれない今回の企画は、斬新と言うほかないと思いますし、
ここに揃えられた真っ黒のオスと、真っ黒のメスそれぞれを用いて、
繁殖に成功された暁には、きっと真っ黒の姿を持つベビーが誕生し、
それらが新たな感動を巻き起こしてくれるのではないかと、強く期待しています。
特にメスは、いつでも産卵できるような準備が整った大型個体ですから、
次世代が創り出す輝かしい未来に向けて、ここから走り出していきましょう。
ブラジルツノガエル(CB・S)
こちらは、写真のみで早くも売却が決まってしまいました。
他にご検討頂いていた方には、申し訳ありませんでした。
ここ最近では二度目の入荷ですが、個人的にはやっぱり大のお気に入り!
例えば分かり易く申しますと、アフリカウシガエルなどが好きな私にとっては、
“ツノガエル属最大種”と聞いただけで条件反射的に反応してしまう、
ある意味罠のような存在とも言える、危険なアイテムなのでした。
ベビーの頃からかっ飛ばし、できる限り良好な環境と、パワーフィーディングにより、
ムキムキボディを目指して、ビュンビュン大きく育ててやりたい1匹です。
本日ご紹介した新入荷生体についての
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