デジタルカメラ、死す
ペットショップのブログでありながら、
突然の訃報から始まってしまうことに恐縮しきりですが、
本日、相棒のデジタルカメラが他界しました。
享年15歳、後頭部を強打したのち意識が戻らなくなりました。
かつてのウェブサイトや、このブログ、
近頃ではツイッターやインスタグラムなど、
あらゆる場面で当店の広報活動に彩りが添えられたのも、
今思えば彼の活躍があってのことでした。
最後に手を伸ばし、助けてあげられなかったのが本当に悔やまれますが、
本日はやむなく代替機を使用し、撮影に臨みたいと思います。
あいにく写真のクオリティが少々低下してしまうかもしれませんが、
できる限り現物に近い状態の写真を掲載して参りますので、
ご迷惑をお掛けしますが、ご理解賜れましたら幸いです。
さて、今回は興味深いカメやトカゲたちに加え、
ヘビのボリュームがケタ違い!盛り沢山!
悲しみに暮れているのは恐らく私ひとりだけなので、
このブログをご覧になる皆さまは、張り切ってどうぞ!
トゥルカナハコヨコクビガメ(TSD / ♂・♀)
※複数匹います!
今年はリベンジ!昨年はあいにく不作だっただけに嬉しい再会です!
個人的にペルシオスの仲間が好きなのもあって、
当店では恒例のマストアイテムとして取り扱っている、青眼の箱横頸。
原産地の水面を映したようなレイクブルーの瞳に、
頭部や、それのみならず背中にも激しい網目あるいは放射模様が描かれ、
強健でよく泳ぎ回り、それでいて小型種という夢のようなスペックの隠れた銘種。
それもそのはず、歴史的には長らく幻とされていた立派な稀少種で、
世界的に見てもペットとして普及し始めたのはこの十年ほどの出来事です。
体感的には、ダイヤモンドガメのファンなどと共通項が生まれ易いイメージ。
初めてのミズガメデビューにもうってつけの、
飾れば美しい、そして育てていても面白いキャラクターです。
今なら多甲板のない、いわゆる完品の状態のベビーがTSD付きで選び放題!



マッコードナガクビガメ(国内CBベビー)
長らく待ち侘びた、我々ショップ側としては絶対に押さえておきたい必需品!
大きなナガクビガメの代表格がジーベンであれば、小型種のそれはマッコードで決まり。
野生では絶滅したのでは、などという物騒なニュースも耳にしますが、
とにかく国産で供給が続く限り、私たちはそれらの資源を大切に守りましょう。
その可愛らしさはお墨付き!しかも今回は甲ズレなし!



サバクトゲオアガマ(グリーン・♂)
めちゃ綺麗!一瞬アロハシャツでも着ているのかと思うほどド派手!
個人的には、このグリーンタイプが一番好きなので本当に嬉しいです。
全てのトゲオアガマフリークから太鼓判を押される、属内でも屈指の人気者。
まさしく“ザ・トゲオアガマ"を地で行く、期待通りの優れたデザインが魅力的です。
プリプリに育てられた貴重なアダルトサイズですから、お好きな方は是非。




ヒョウモントカゲモドキ
アフガニクス(♀)
並のレオパたちとは異なり別亜種として系統が維持されていて、
ヒョウモントカゲモドキ全体でも小型なタイプとして知られる、アフガン。
何処となく目元は鋭く顔立ちが厳めしく、野性味の残る容姿が堪りません。
国産のアフガンとは別血統の、亜種としてのアフガニクスです。


ハイポタンジェリン(♀)
ピグメントのないすっきりさっぱりとした顔立ちに、
優しい赤味で全身が彩られる、可愛らしい雰囲気のタンジェリン。
ペットとして育てるのにもまだまだ伸びしろがある、安心サイズです。


アオダイショウ
広島県産(♂)
めちゃめちゃデカい!
これは是非とも、下のメスとペア、あるいはトリオにてご検討下さい。
あいにく写真がうまく撮れませんでしたが、なかなかに青味も強い個体です。

広島県産(♀)
めちゃめちゃデカい!(2回目)
いや、上のオスよりも、もっとデカい!
頭の大きさが大変なことになっています。
冗談ですが、口中に毒でも含んでいるのかしらと疑ってしまうような表情です。
たかがアオダイショウ、されどアオダイショウ、あまりの巨体に感動しました。


広島県産(♀)
こちらのメスで、広島県産はラスト。
青味の雰囲気からして、上のオスと相性が良さそうなカラーリングです。
実は既に産卵、その後ハッチまで経験している、実動確認済みのリアル即戦力!

愛媛県産(♂)
こちらは全く関係ありませんが、四国は愛媛県に産するオス。
ちょうどピンクマウスを卒業した頃合いの安心サイズで、
淡く抜けてくれそうな色合いもまた魅力的な、初めての一本にもオススメ!

50%possアルビノ(♂)
あくまでもポッシブルではありますが、ヘテロでアルビノが入っているかも?!
ただしヘテロの有無を抜きにしても、シンプルに綺麗なアオダイショウ!
美しいカラーリングを目的とし、選択交配のお供としても活躍できると思います。

シマヘビ(岡山県産・♂)
アオダイショウと並ぶ、国産種の二大巨頭ではありますが、
冷静に見てみると、尖った鼻先や、格好良いに決まっている真っ赤な瞳、
そして体中を縦断する明瞭なストライプなど、実は凄くお洒落なシマヘビ。
飼い込みに付き、冷凍マウスにもきちんと餌付いていますのでご安心下さい。

ジムグリ(大阪府産・♀)
ジムグリはコンディションの良し悪しで選びましょう。
この個体は飼い込みゆえに、冷凍マウスにもきちんと餌付いていて、
シーズンインともなればバクバク食べてくれる優等生です。
ただしこの仲間の常として、冬場はガッツリ寝てしまうので悪しからず。
きちんと飼育が楽しめるジムグリは本当に貴重な存在です。

アカマタ(奄美大島産・♀)
※複数匹います!
史上最凶のマダラヘビとして名高い、例の危ないヤツ。
属内最大種であるだけでなく、その性格の悪さ(良さ?)は折り紙付き。
臆病なのは仕方ありませんが、スタイリングやカラーリングは本当に格好良く、
色々な意味で躍動感に溢れた、飼っていて面白いヘビだと思います。
脱皮前のため写真にはありませんが、別で沖縄本島産のメスもいます。

サキシママダラ(石垣島産・♂)
こちらは、危なくない方(?)のマダラヘビ。
何故か私はいつもこの姿を見て、ある種の和菓子を連想してしまうのですが、
渋い、という表現がこの上なくピタリと当てはまる、
例によって"好きな人は好き"と呼ばれがちなタイプ。
性格は至って単純、餌食いも含め非常に分かり易い、意外とシンプルなヘビです。
写真ではそれぞれよく似ていますが、オスが計2匹います。
どちらもダメージが少なく綺麗な状態なのでオススメ!


チュウゴクシュウダ(CB・♂)
ご覧の通りウルトラ脱皮前ですが、中身はかなり綺麗なので掲載します。
CBのベビーサイズからコツコツと育てられた1匹で、
個体差の豊富な中では、きちんと黒色と黄色がはっきりしている、
いかにも典型的な、ベタに格好良いカラーリングを持つ個体です。
鼻先や尾先にダメージのない、綺麗な体をした優等生!

ゴールデントビヘビ(♀)
ゴールデンと言っても、そこまで眩い輝きを放つ訳ではありませんが、
名前を無視すれば、美しさと淑やかさが共存している、
この絶妙にシックなカラーリングがある種のネシアンモニターにも通ずるものがあって、
ド派手なパラダイスよりもむしろこちらが好き、という方も少なくないと思います。
メスが計2匹、どちらも冷凍マウスに餌付いている素晴らしい掘り出し物!


チェッカーガータースネーク(♀)
やはりアルビノの存在がかなり有名なのだと思われますが、
原種には原種の良さがあって、アースカラーを主体とし、
模様のデザインはネルシャツなどで本当にありそうな、見事なまでのチェック柄。
ガーターの取り扱いは変態ヘビチックに思われているかもしれませんが、
一周回って並のナミヘビと同じですから、ビギナーさんでも大丈夫です。
サイズの異なるメスが計2匹、下の大きな方は貴重なワイルド!


ペニンシュラリボンスネーク(♂)
しばしば我が国が誇るニホンカナヘビにも例えられる、
恐らくやりたかったことは同じなのであろう、要するに隠蔽色なデザイン。
こうしておけば確かに、草むらなどでも発見され難そうな見た目をしています。
同じ仲間のはずのガーターたちに比べ、信じられないほど安価なので、
ご予算大人しめの変わったヘビ、という親切枠にてお待ちしています。

マングローブミズベヘビ(レッドタイプ・♂)
これは特に赤い!
同じ名前でも色彩に膨大なバリエーションが存在している、
ミズベヘビの仲間においてはまず考えられないレベルの、ド派手な人気種。
有難いことに飼い込みのため、コンディション抜群なのも嬉しい!
こういったヘビは下手に写真などで姿だけを知っていても、
実際に売られていることが殆どないという典型例でしょう。
属内ではかなり市場価値の高いタイプなので、お探しの方はお早めに。

ダイヤミズベヘビ(CB・♀)
妙にピカピカとしているのは濡れているからではなく、CB化のお陰!
ワイルドでは模様もそこそこの、一見平凡なミズベヘビなのですが、
ブリードされた途端にその様子は一変、いきなり鮮やかな網目模様に!
あくまでもナミヘビの範疇に納まっていながら、
その味わいはバイパーボアなどの仲間にも通ずる、迫力ある風貌が素敵です。


フロリダアオミズベヘビ(♂)
ミズベヘビの集大成を見せ付けられているかのような、魅惑の極太体型!
ちょっとしたホースの切り落としみたいな、
乱暴で色気のないボディバランスが堪らなく格好良いです。
上の2種も、成長するとこんな風にボリューミーな仕上がりを見せるのでしょうが、
本種はグループ内でも特に顔の厚みが発達し、強面となります。
ミズベヘビの中でもかなり流通量が少なく、珍しいヤツです。

ケープハウススネーク(国内CB・♀)
※複数匹います!
ベビーの頃から早速、安定の光沢を放って止まない、
テカテカでモチモチなナミヘビ離れしたナミヘビ、その名もイエヘビ。
その顔立ちはもはや小顔なパイソンと言っても過言ではなく、
見た目のみならず実際に食べられるエサのサイズも大きめで行けてしまう、
一見平凡なネーミングながら、かなり個性に溢れた面白い種類です。
メスの方が大きく育ちますが、最大でもコーンスネークよりやや小さめなイメージ。
小さな体に大きな存在感を秘めた、プライス的にもお買い得感はバッチリ!
写真には写っていませんが、よく似た風貌のメスがもう1匹、計2匹います。

ブラックハウススネーク(♂・♀)
上のケープハウスと並び、昨今のハウススネークのメジャーどころ。
漆黒のヘビはメキブラしかいないと思いきや、そんなことはありませんでした。
ご覧の通り、体表のテカりはキングスネークと同等か、あるいはそれ以上!
現在は平然とワイルドが流通していますが、いつ止まっても文句は言えませんので、
気になっている時点で早めに確保してしまうのが吉だと思います。
写真は上がオス、下がメスです。


シモフリブタバナスベヘビ(♂)
本日のラストは、個人的に心の中で"シモブタ"と呼んでいる、
その昔、マダガスカルシシバナヘビと呼ばれていたグループの一種。
最近ではブタバナスベヘビのネーミングもかなり浸透しているようです。
あのシシバナヘビとの類縁関係はなく、あくまでも収斂なのですが、
お洒落なシシバナとして飼っていても、決してバチは当たらないと思います。
この個体は、同じシモブタの中でも特に赤味が強く綺麗です!

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