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滑走路に現れたカメの勇気を讃えて

こんにちは、店長の馬場です。
先週末は台風の予報が出ていましたが、
結局こちら名古屋には大きな被害がなく、ホッとしたところです。
明日からの土日は、なんとか天気も持ちこたえてくれるようで、
日が暮れると少々涼しい風が吹きつつありますが、良い爬虫類日和になりそうです。

さて、今夜は奇しくも徹底的なミズガメ特集!
タイトルにもありますが、かのミドリガメの勇ましい姿を讃えるかのように、
(カメファン以外の方々には申し訳ありませんが…)
偶然にも重なった新入荷の数々を勢い良くお届けします!

クロムネヤマガメ(国内CBベビー)
スゴい!日本国内でほぼ唯一のCB個体、なおかつ世界的にも極めて稀!
ある日、図鑑を眺めながらカメ談義に花を咲かせていると、
大概は手元にない、これまで見たことのない種類についての話題になり、
こんなカメいいな、見れたらいいな、というような、
まるでドラえもんの四次元ポケット的な発想に行き着くこともしばしば。
そもそもアメリカヤマガメの仲間が話のネタになる機会は決して多くありませんが、
そんな時に決まってその名が挙げられていた、このクロムネヤマガメは、
現地で厳重に保護されているため、間違っても定期的に輸入されるようなことはなく、
その昔、辛くも日本へやって来た貴重な個体が種親となり、
これまた貴重な国産のベビーとして、世に放たれることと相成った訳です。
個人的に、とあるカメの稀少性ばかりを取り上げるのはあまり趣味ではありませんが、
本種についてはその前提を理解した上で、更に色彩の美しさを愛でるという、
やはりこれほど色鮮やかなカメが目の前に存在することの有難味を強く噛み締めて頂きたく、
飼育自体はとても容易いシンプルなキャラクターですから、
是非ともお手元でその衝撃を体感してみて下さい。
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アシポチヤマガメ(フルアダルト・Pr)
より陸棲傾向の強いアカスジヤマガメと双璧を成す、というよりは成していた、
以前はアメリカヤマガメと言えば、ずばりアシポチと評されることも多かった、
しかしながらこの数年で流通量が激減してしまった、往年の銘種。
正直、昔はあまりにも安価で頻繁に出回っていたためか、
どうしても後回しにされていた感も否めず、いまいち普及していないところがあって、
ここにきて国内に生き残る個体の少なさが浮き彫りとなっています。
ご察しの通り、オスとメスを同じタイミングで揃えられるチャンスもなかなかないため、
それこそ上のクロムネのように、国内繁殖を目論む方は是非この機会に。
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ヒジリガメ(ベビー)
顔面の極太イエローラインと、グレイトな育ちぶりに賛辞を贈りたい絶品!
アジアンタートルの愛好家を名乗るからには、最低1匹は手元において頂きたい、
盟友オオヤマガメとのコンビである種の頂点に君臨する、かの有名な聖なるカメ。
大きくなることで知られていますが、実際には30センチオーバーなど実現が極めて困難なほどで、
むしろその厚い壁を勢い良くぶち破らねばならない、そんな課題が与えられているようです。
実は育成方法は極めてシンプルで、葉野菜を一切与えなくても綺麗に育てられる
そんなテクニックをお渡しの際には是非お伝えしたいと思います。
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セマルハコガメ(国内CBベビー)
遂にこのシーズンがやって来ました!
生まれて間もない可愛らしいサイズ、と思いきや流石はセマル、
早くも虫だけでなく、人工飼料にも華麗に餌付く強健っぷり
この先何年経っても、日本人の心に刺さるデザインの素晴らしさは変わりません。
ひとまず1匹しかいませんので、気になる方はお早めにどうぞ。
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ニホンイシガメ(国内CBベビー)
※複数匹います!
我々のような「カメ屋さん」にとっては、基本中の基本。
日本に暮らすカメ好きの皆さんが、一度は必ず通る道として知られた、
世界中見渡してもこの日本列島にしか棲息していない、生粋の国産種。
今年もベビーの季節が到来しましたので、数に余裕はありますが、
宜しければたくさんいる中から、好きなものを選べるうちにどうぞ。
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クサガメ(国内CBベビー)
※複数匹います!
イシガメが初代ゼニガメなら、クサガメは二代目ゼニガメ。
こちらも日本のカメとして昔からよく知られている定番種のひとつです。
この兄弟は色合いが明るく、成長すると茶褐色の美しい甲羅に仕上がります。
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“ウンキュウ”(国内CBベビー)
※複数匹います!
さて、今年も少数ではありますが、色取り取りのウンキュウが到着しています。
ウンキュウとはニックネームで、その正体はニホンイシガメとクサガメのハイブリッド
全ての個体が、イシクサの割合がぴったり半々になることはまず考えられず、
個体毎にそれぞれの特色を持った、オンリーワンの1匹に育つことが醍醐味です。
飼い方は、上のニホンイシガメ、クサガメと全く変わりません。
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“プリチャードイシガメ”(♀)
こちらは上のウンキュウとは異なり、知らない方も多くいらっしゃると思いますが、
その正体はクサガメとミナミイシガメのハイブリッド、という変形版。
なるほど確かに、顔立ちや甲羅の形状をまじまじと見つめていると、
どちらの要素も上手に織り交ぜられた、実に奇妙な姿をしています。
稀少だからと高価に販売されていたのも今や過去の話、
かなりお値打ちな設定になっていると思いますので、お問い合わせお待ちしています。
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ベトナムミナミイシガメ(♀)
世間にはあまり広く知られていませんが、実は複数のタイプで構成され、
未だその全貌が明らかになっていない、ミナミイシガメの仲間たち。
分類学上は基亜種タイリクと、亜種ヤエヤマのふたつしか認められていませんが、
明らかに容姿および最大サイズが異なる、このベトナムの存在を無視する訳にはいきません。
最も大きくなるとされるその最大甲長は、なんと30センチ。
噂の域を出ない感はあるものの、少なくとも20センチ台に到達することは確実です。
頭頂部の色合いは最も濃厚になり、目の後ろの模様もバッチリ明瞭で、
背甲中央部のキールに沿って黒い条線が目立ち、甲羅自体もかなり分厚くなるため、
ミスジやマッコードなどを擁する、アジアハコガメの仲間たちを彷彿とさせる、
イシガメと呼ぶには似つかわしくない、圧倒的な存在感を放ちます。
未だ成長過程にあるこの2匹を、更なる高みへと押し上げてやって下さい。
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スペインイシガメ(♂)
イシガメの仲間は、確かにアジア圏に多く分布しているのは事実ですが、
上のアメリカヤマガメや、こちらヨーロッパ系のイシガメなどは、
例外的に、多数派とは離れたエリアで細々と繁栄してきたグループです。
中南米と欧州、全く異なる地域の両者に共通しているのは、
良い意味でイシガメらしくない、華やかで異国情緒漂う装飾が施されていることでしょう。
その美しさは言葉で語るよりも、写真をご覧になれば即座にお分かり頂けると思います。
本場のアジアにはなかった、一味違うイシガメの奥深さをお楽しみ下さい。
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キボシイシガメ(国内CBベビー)
※複数匹います!
言わずと知れた、永遠の人気種!
こちらは昨年も入荷した、ハイスポットが眩しい美血統からのベビーです。
続々と人工飼料にも餌付き始め、お渡しの準備は万端です。
(少々お買い得な、多甲板のある個体もご用意しています)
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ミシシッピアカミミガメ
ピューター
未だ大量に出回る気配がなく、まだまだ珍しいブルーアイリス
このミューテーションの真の魅力は、成長した姿にこそあるでしょう。
なるべく甲羅が白く、模様の少ないスッキリとした個体をセレクトしました。
よく見る極小ベビーではなく、気楽にミドリガメ扱いできる安心サイズです。
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ブラックパール
真っ黒な瞳が無条件で可愛らしい、今を時めくブラックパール!
甲羅も顔立ちも、まるで水墨画のような奥ゆかしさが大変にお上品です。
このサイズになれば、屋外での越冬も視野に入ってしまうほどの絶大な安心感を誇る、
外見の美しさ、面白さだけではなく、タフな体質もやっぱり嬉しいアカミミガメです。
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タバスコクジャクガメ(ベビー)
同じタバスコでも、鮮やかなオレンジリングが目立って仕方がない、
俗にベリーズ産と呼ばれる、最も美しい仕上がりが期待できそうなタイプをセレクト!
以前に比べ、価格帯が更にリーズナブルになりましたので、
クジャクガメ入門種としての地位を着実に我が物としつつあります。
この大きさになっていれば、細部に気を配ることなく気楽に育てられるでしょう。
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アルゼンチンクジャクガメ(ベビー)
上のタバスコに比べ、まだまだ知名度の低いマニアックなスライダーのひとつ。
同グループ内では最南端に分布することが、逆に耐寒性の高さへと繋がり
クジャクガメと名乗るスライダーにしては珍しく、野外で育てられるのは魅力的。
南米のタイプは、他に比べ甲羅が幅広く分厚くなり、頭も大きくなるため、
全体にずんぐりむっくりとした、可愛らしいプロポーションに仕立てられます。
現状のサイズでは、持ち味の半分も発揮できていないため、
その正体を暴くために頑張ってフルサイズまで育て上げてみては。
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モンキヨコクビガメ(S)
イシガメ科、ヌマガメ科から多数のメンバーが登場しましたが、
今夜のトリを飾るのは、曲頸類の仲間からふくれっ面のモンキヨコクビ。
その歴史は古く、何十年も前からペットとしてこの日本にやって来ているそうですが、
決して一般的なミズガメでないところが不思議なキャラクターです。
設定では超巨大に成長することになっていますが、
実際の姿を見ると、あいにくその殆どが30センチ未満
私などは、無論30センチオーバーの巨体が欲しくて堪らないのですが、
裏を返せばそこまで極端に大型化する種類ではないため、
このリアルな情報が飼育者層の拡大に繋がることを期待してみようと思います。
また、とても寒さに弱いというような記述も見られますが、そんなこともなく、
普通の熱帯魚を育てるためのヒーターがひとつあれば、簡単な装備で十分です。
とぼけた表情を浮かべながら、終始泳ぎ回り飼い主を楽しませてくれる素敵なカメです。
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本日ご紹介した新入荷生体についての
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by herptilelovers | 2021-09-25 00:12 | 新着情報