激しさと静けさの二重奏
先日名古屋港水族館に噂の巨大スッポンモドキを見に行ったのですが、
なんなんですかあの巨大さ、化け物じゃないですか笑。
当店のボルネオカワガメとカラグールガメに匹敵するほどの大きさで、
スッポンモドキの底力を垣間見た気がします。
ところで水族館には様々な水棲生物がいますが、
そこは私も爬虫類ショップのしがない店員のひとりですから、
最も興奮したのはウミガメとオーストラリアの水辺コーナーでした…
しかもウミガメだったらあれがオスであっちがメスかなと考えたり、
オーストラリアの水辺だったら小傷が目立つ個体は隔離せねばと思ったりで、
一般の方と違う目線は完全に職業病ですね笑。
そしてスッポンモドキとジーベンとニシキマゲが混泳していたのですが、
このジーベンのデカいことデカいこと。
大まかに見て甲長25~30センチくらいあったのではないかと感じるほどで、
また曲頸類好きに火が付いてしまいました!!
そんなわけで今回はギザミネヘビクビガメとジーベンロックナガクビガメの、
姿がゴテゴテとスッキリの相反する2種をご紹介します!
まずはギザミネヘビクビガメです。
学名はHydromedusa tectifera、
別名はアルゼンチンヘビクビガメやナンベイヘビクビガメとも呼ばれています。
最大甲長は約30センチと比較的大型な部類になります。
特徴は名前の通り背甲のキールがトゲトゲというかゴツゴツとしていて、
幼体時は更に顕著ですが特にワイルド個体だったりするとキールが摩耗し、
背甲が滑らかになったりするそうです。
頭部はジーベンよりも薄くシャープで鼻の先から頚部にかけて暗褐色のラインが走り、
そのラインの上半分は灰褐色で下半分はクリーム色をしている、
ヘビクビやナガクビには珍しい派手さがあります。
今回ご紹介するペアはおよそ13センチの性別確定安心サイズです!
やはりこのマタマタを彷彿とさせる背甲の小さな山脈は、
ただのカメでは終わらせない一癖がありますね。
餌食いも申し分なく配合飼料をがっついているので、
夢の30センチ、感動の繁殖をお楽しみ頂けることでしょう。
しかし繁殖なんて荷が重いよ、ただギザミネを飼ってみたいという方にも、
背甲の厳つさが大人のそれとは比べ物にならないベビーもございます!
この機会に是非南米の怪物をその手中に収めてみませんか。
お次はギザミネと対極のThis is simple、
名港ジーベンに追い付け追い越せフルアダルトサイズのオス2匹です!
まずは甲長20センチオーバーのブラックタイプです。
ジーベンの最大甲長およそ30センチが射程圏内の優良個体です。
この個体の特徴は見ての通り見事な卵型の背甲でしょう。
例えるならば生きた砲弾と言ったところですね(ピータンとは言わせません)。
頭部には黒い稲妻が走り上から見る顔はキリッと引き締まっており、
これぞかっこいいジーベンのお手本と言えるでしょう。
こちらは少し小さくなって約17センチの、
名前を付けるならばライトグリーンタイプです。
この個体の特徴はサイズと言うよりもその厚さでしょう。
持った時の感触は百科事典と同程度と思っていただいて構いません。
そしてブラックタイプの顔と比べると少しとぼけたような愛くるしさがあり、
その体色と相まって穏やかな印象があります。
やはりこちらもいきなりそんな大きな個体は手におえないよとお考えの方にピッタリの、
ちょっと大きめのオタマジャクシと見間違えてしまいそうな、
可愛らしいベビーもございますのでまだまだ奥が深いナガクビワールドを堪能しましょう。
本日ご紹介したギザミネヘビクビガメ・ジーベンロックナガクビガメについてのご注文・お問い合わせはお電話かメールにて!
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