憧れの特大オオトカゲ
四月に入り日向を歩くと少々暑く感じる日も増え、
はやくも散り始めた桜からは新緑が芽吹いています。
この季節に気を付けなくてはならないのが意外にも脱走。
冬の間にゆっくりと成長していた個体が春の陽気で活発になり、
越えられないだろうと思っていたケージを突然乗り越えてしまうことがあるのです。
毎日見慣れた個体でもいつの間にか成長していたりするので、
時には改めて注意深く観察するのも大切ですね。
さて今日は大型モニターのなかでもでっかい!しかも慣れる!
がウリの魅力的なオオトカゲ二種をご紹介します。
ミズオオトカゲ(スマトラ産)
東南アジアに広く分布するサルバトールモニター。
七つの亜種に分類され、特にこの基亜種インドシナミズオオトカゲは、
各亜種の中でもかなり大きくなる事で知られています。
もはやトカゲというより恐竜。
どっしりとだっこされている様子は犬っぽさもあります。
この子はしっかりと長い期間飼い込まれていて現在130センチ。
年齢的に今から急激に大きくなることは無いと思われますが、
サイズ的にはまだまだなのでもう少しじわじわいけるかも?
飼い込まれていただけあってのんびりした性格なので、
ゆっくり付き合っていけそうです。
ミズオオトカゲ(タイ産)
分布域の広い基亜種の中でもタイからやって来た個体。
基亜種の中でもタイ産は色彩が明るいという話もあるようです。
またタイからマレーシア半島に棲む個体は
基亜種の中でもより大きくなるとも言われています。
ミズオオトカゲの名のとおり水辺に棲みよく泳ぐため現地では、
その体格と生活様式から「小さいワニ」なんて呼ばれていたりもするようです。
まだ小さいので少しビビりですが持ってしまえばじっとこちらを見つめてきます。
気長に慣らしていけば美しく巨大な抱きトカゲも夢ではないでしょう。
コマイニーウォーターモニター
漆黒のミズオオトカゲ コマイニーウォーターモニター。
通常サルバには黄色~クリーム色のスポットが入るのですが、
その大半が消え黒いミズオオトカゲと化しています。
コマイニーと言うのは亜種名では無くミズオオトカゲの黒化した個体を指す名称です。
ちなみにアンダマン諸島やトギアン亜種あたりの個体は黒化した個体が多いのですが、
産地がどうこうというよりは黒化個体の通称名としてコマイニーが用いられています。
特に顔は見事に真っ黒。
シマヘビの黒化個体がカラスヘビと呼ばれるようなかんじですね。
性格はベタ慣れとは言い難いですが、
ガラス越しの手に飛びかかるレベルの問題児ではないので、
これからの付き合い方によっては慣らすこともできるかも?
ザラクビオオトカゲ
その名の由来、首元の大型鱗も雄々しいラフネックモニター。
きょろっとした大きな目にほっそりした口元、
その猛禽類を思わせる顔付きからバードモニターという呼び名もあります。
チャームポイントのトリ顔と、
成長と共に発達してゆくザラクビ部分。
シックな色づかいも魅力的です。
よく慣れる所も人気の秘訣。
大型種はそれだけパワーもスピードも桁違いなので、
掃除の度に本気で立ち向かわなくてもいいのは嬉しいポイントです。
是非まめに構ってべったりオオトカゲに育て上げて下さい。
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