Murai、Turtles、Collection
突然ですが僕のマイブームの話をしようと思います。
こいつはいきなり何を言い出すんだと思われるでしょうが、
今回のブログのきっかけとなるのです。
うちの店には様々なカメが来るのですが、
溢れんばかりの魅力をもった大変綺麗な個体はもちろんのこと、
甲羅全体に苔がびっしりと生えたまるで浮き島のような個体や、
脱皮不全の個体だったりといろいろいます。
それを綺麗にするのが僕のマイブームになりました笑。
なぜ綺麗にするのかと言うとやはり注目されやすいと共に、
磨いた時に思わぬ顔を見せてくれるのでちょっとした宝探し感覚ですね。
その綺麗になった個体の中でも特に気に入った個体をご紹介します。
ミナミイシガメとフロリダハコガメの2種です。
まずはミナミイシガメです。

学名はMauremys mutica、
英名はYellow pond turtleと言います。
最大甲長は約20センチとさほど大型化しないので最初から最後まで飼えるかと思います。
背甲は上から見ると卵形や楕円形であまり発達しないキールがあり、
成長につれ不明瞭となるためとても滑らかになります。
なので学名の種小名のmuticaは滑らかと言う意味があります。
四肢は太く頑丈で前面には大型鱗が並んでいるのでまるで軽戦車のようです。

そしてこれがご紹介する個体ですと言いたい所ですが、
一つ大きな失敗をしてしまいました…
それはbefore afterのbeforeを撮り忘れてしまったことです。
なのでただただ綺麗な個体です笑。
次はちゃんと磨く前も撮って皆様に驚いて頂けるように頑張ります。
では気を取り直してこちらが綺麗なったミナミイシガメです!

来た当初は甲羅をびっしりと苔が覆っていて謎の職人魂を掻き立てられましたが、
いざ始めてみるとあまりにも苔が頑丈で一度諦めてしまったのですが、
何か腑に落ちず再度勝負してこのミナミイシらしい滑らかな甲羅とご対面することができました。

少々甲羅前方に欠けがございますが、
まるでリクガメと見紛う程の頑強な四肢と艶やかな背甲は、
他の水棲ガメでは代えのきかない魅力があります。
お次はフロリダハコガメです。

学名はTerrapene carolina bauri、
英名はFrolida Box Turtleで和名とほぼ変わりません。
カロリナハコガメの6亜種いる中で、
1~2を争うほど甲羅の柄が激しく頭部側面に明るいラインが走る、
個人的にはとても鮮やかな種類だと思います。
甲長は12~18センチ程で大体が14センチくらいで落ち着くので、
十分飼い易いサイズでしょう。
こちらがフロリダハコガメらしい色柄を取り戻した個体です。

この個体もやはり苔まるけだったので磨いたのですが、
僕の中である種の確信があったので今回紹介させていただきました。
それは苔の隙間から垣間見えた色柄に違和感があったからです。

そして磨いたことでその違和感の正体が判明しました。
この個体は他の個体よりも甲羅の柄が細かく鮮やかだったのです!

ただ甲羅の上半身に当たる部分が乱れているのですが、
その乱れ方も上手いことなっているのであまり気にならず完全に個性と捉えて良いでしょう。
ですがどうしても気になってしまうと言う方はこの個体の、
細やかな柄やとてつもなく刺激的な色を次世代に受け継いでもらいたいです。

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